尾崎商店の歩み

尾崎商店は、漁業が中心の鳴門市でお客様の食卓に新鮮な活魚をお届けしようと、町の魚屋として昭和41年に創業しました。それが現在も一般のお客様に向けて販売している鮮魚店「株式会社尾崎商店」です。また、鳴門市公設地方卸売市場が開設した際に卸売業者として参加。漁師さんと仕入を希望される業者様との橋渡しをする魚問屋として「魚問屋(有)尾崎商店」がスタートしました。
その後、平成２２年に鳴門市公設地方卸売市場の水産卸が廃業します。たくさんのお得意様を抱えていた尾崎商店は魚問屋としての橋渡しの役割を全うするために、地元漁師さん約60軒と直接契約を行い、独自の販売形態を模索することになります。
以降、漁師さんが毎朝水揚げされた鮮魚を尾崎商店に直接持ちこみ、それを尾崎商店社内にて販売するという、いまの体制が整いました。

まだインターネットが盛んでなかった頃、茨木県の飲食店様が尾崎商店へ直接買い付けに来られました。鳴門の鯛を仕入れたいから仕入先を探しに現地まで足を運んだとのことでした。そのご縁をきっかけに、初めて配送以外の流通で活魚の発送が始まりました。
その後はお得意様からのご紹介や、ホームページから尾崎商店を知って、鳴門の鯛を仕入れたいという業者様からのご要望を数多く頂き、いまでは関東だけにとどまらず、東北や沖縄など全国へ、発送を行えるようになりました。
これからも地元の漁師さんが、渦潮の激流にもまれながら、頑張って漁獲した鳴門の魚の美味しさを全国の皆様にお届けしたい想いです。

尾崎商店では漁師が直接魚を持ち込むことから店頭に並ぶ量も多く、仕入れをされる飲食店様しか買えないのではないかと思われがちですが、一般のお客様も自由にお買い求めいただけます。尾崎商店が最も活気のある午前５時にお越し頂ければ、当日水揚げの魚が並んでいますので、選んで頂くことが可能です。
お土産やご進物・歳末などの特別な時期のみでも大丈夫です。数の子・カニ・エビ・生牡蠣や鰻など、当日水揚げにない水産物も、あらかじめ電話でご注文頂ければ、事前にご用意することもできます。水産物のことならなんでもご相談ください。
魚屋として長年ご愛顧くださっている地元の皆様へ深く感謝をしつつ、これからも新鮮な魚をお客様の食卓にお届けします。